top of page

人生には季節がある

更新日:2021年1月10日

大きな時代の変化の中で、最近リアルで出会う方は、大切な方を失うという喪失体験や

仕事の進退、コロナ禍のライフスタイルの変化に伴い全く変わってしまった家族・

パートナーとの関係性に悩む方など、別の視点から見たら、人生の岐路にあると感じる人が多いです。


そんな人を目にする度に、今ここにいる自分が感じているネガティブな感情や感覚を

無視したり、抑圧したり、無理してポジティブを装ったり、

そんな自分を痛めつけるような選択はどうかしないで欲しい。そう感じます。


人生には季節があります。

幼少期、青年期、中年期、老年期といった年代ごとのカテゴリーではなく

人間の成長サイクルという視点で人生を観た時の、

物事の始まり~終わりまでのプロセスを季節に例えることができると思うのです。


そして、日本の四季。その季節に応じた過ごし方があるように、

そのシーンに応じて、やるべきことも自ずと違ってきます。


それが分からないうちは、外側の正しさを追い求め振り回されたり、

自分の「今」に一致しない方法を選択して、かえって苦しんでいました。

「何で自分は〇〇のように出来ないんだろう」

「言われたとおりやっているのに、なぜうまく行かないのだろう」と

自分を責めていたからです。


でも、うまく行かない理由はシンプルで、

自分自身と、自分が今いる場所(季節)にあった方法を

選択していなかったからです。

とても見当はずれなことを自分に強いていたのです。


例えば何か悲しいこと、ツライことがあったとして、

それは季節で言えば「冬」ですが、その時はまず、今の自分の想いに寄り添い

出来事を通して溢れだした感情を、ただただ感じさせてあげればいいのです。


冬は自分を養う時間。厳しい冬に向けて栄養を蓄える時間とも言えます。

たっぷりと休養をとり、自分が気が済むまで好きなようにやらせてあげる。

まずは自分を安心させてあげる。心を落ち着かせてあげる。大丈夫だよって。


何かを始めようとか、自分や他者、状況を変えようとしなくていい。

それよりもまず、この自分を養う期間をたっぷり自分に与えてあげる。

丁寧にやる必要があります。


そうして、心の準備が出来たら、静かに自分自身に問うのです。

「この出来事はなぜ起こったのか。何に気づかせようとしているのか」

そう、日照時間も短く意識が自然と内側に向かう冬は、

内省に適した季節でもあるのです。


より深く自分の想いや、今まで見えていなかったものに気づいていく

チャンスでもあるのです。


そしてそれは、次の季節(春)にスムーズに移行するため。

春は種まきの季節ですから、その前に、自分はこの出来事(果実)から

何を得て(秋の収穫と同じ)どこへ向かおうとしているのか、

そのためにはどんな種をまく必要があるのかを明確にしておくという訳です。


このプロセスは、慣れるまでは中々一人ではできないもの。

自分に合うカウンセリングやセッションなどを受けるのもオススメです。


いずれにしても、そんな風に「今、自分がどの季節にいるのか」を意識して

今を見つめる癖をつけると、気づき(ギフト)を受け取りやすくなります。


ちょうど今、首都圏ではコロナ禍における緊急事態宣言が再び発令され

情報を過度にとることを控えたら、他者から影響を受ける機会も少なくなり

自ずと自分と対話する時間が増えるのではないでしょうか?


天空の太陽も、山羊座から水瓶座の季節へ向かっています。

そして時代は、地の時代から風(水瓶座)の時代への大きな転換期を迎えています。


そのための地ならし、変革をせざるを得ない出来事が、個人においても

社会においても起こってきたのが、昨年から今に至るまでの流れです。


より良い未来を目指しあらゆる枠組みを破壊して、変革を行っていくのが

水瓶座の質だとすると「より自分らしく幸せに生きるために」

自分はどう変わるべきか。どんな仲間と、どんな人生を歩んでいきたいのか。


今私たちは、それぞれの人生を通して、新しい時代の礎を創っている。

そんな視点も踏まえて、長期的なヴィジョンをつくるのに最適な時期です。


長く続くように思う冬ですが、冬至で陰が極まってからは

少しずつ太陽(陽)の力が増していきます。

「陰極まって、陽に転ずる」

そこには少し先の未来の、本来の自分からのメッセージが満ち満ちている。

その呼び声に耳を澄ませて、春の足音を感じる今日この頃です。


閲覧数:30回0件のコメント
記事: Blog2_Post
bottom of page