魚座新月から春分に向かって~夢を日常に浸透させていく
本日、魚座にて新月を迎えました。
ここから20日の春分に向かって、
終わらせるべきものはきちんと終わらせていく。
そうすることで、本来あるべき場所へと導かれていく。
そんな運命的な流れは、初夏あたりまで続きそうです。

新月は太陽(顕在意識)と月(潜在意識)が天空で重なる配置。
内なる声、魂からのガイダンスを受け取りやすいタイミングです。
同じく魚座にある金星と海王星が、
私たちの最も神聖な部分にある夢、希望、祈りを感じることを
サポートしてくれます。
今、目の前にある現実に、何らかの痛みや、しんどさ、
違和感を感じている部分があれば、
それは少し前の自分が放った意識、信念が創り出したもの。
新月が起こっている場所は、
仕事や習慣、健康等にかかわる乙女座のハウスです。
魚座と乙女座は共に、犠牲と奉仕がテーマ。
この2つは紙一重です。
人の役に立ちたい、貢献したい。
そういった気持ちは誰にもあるものですが、
自分の想いや物理的な制約などを無視して、
義務感や承認欲求等から行動してしまうと、
それは途端に犠牲者(被害者)意識となります。
そうした意識で行っていることは、エネルギーを消耗し
心と体が疲弊するため長続きしません。
自分の日常、時間の多くを占めている仕事や習慣を
今一度振りかえる必要がありそうです。
この命は有限です。
その命を何に使っていくのか。
ここで選択した生き方を、自分たちの子どもや孫、
その先に続く命に引き継いでいく。
自分という存在を超えて、自然の一部。宇宙の一部である自分。
その壮大さや神聖さが自分の中にも宿っている。
そんな大きな視点から眺めてみると気づきがありそうです。
今までは、平日は我慢してなんとか乗り気って、
週末は自分を解放して好きなことをやる。
そんな感じだった人も、平日も休日も関係なく、私は私でいる。
そんな在り方に少しずつでもシフトしていくのかもしれません。
人の前で器用に使い分けていた、よそ行きの顔、いろんな顔を
持った私を1つに統合していく。
現実は、それがたとえ気に入らなくても、
他ならぬ自らの意識が創造している。
その事実を真に受け容れることができたとき、
私たちは自らの創造性や、人生の主導権を取り戻す。
今、どこかで我慢、努力、 根性、無価値観や罪悪感など、
地の時代の重たいエネルギーで自分を追い込み、
何とか自分を動かしている人。
(もちろんやりたいことを実現するための努力が必要なことはありますが)
それが本当に自分の体験したいことならばいいのですが、
そうではなく、もうそういったことは十分に体験したから
正反対の歓びや楽しみを感じながら自分らしく生きていきたい。
そう想うならば、今まで自分が握りしめていた信念を
感謝して手放していく。光に還していく。
そんな時期に差し掛かっている方が多いと想います。
そんな私も例外なく、ですが。。。
結果に執着して、小さな頭でせっせと夢を実現するためのプロセスを考えたり
そんなことはせず。
スペースをあけていく。
古い信念はどんどん光に返して解放し、新しい信念に書き換える。
そうした上で、自分の波動、放つものを整えて、意図を放ち、
後は信頼して委ねていく。
今まで自分を動かしていたエネルギーやシステムを
入れ替えていくイメージです。
波動を整えるのは簡単で、心地よさや楽しい、
安心する、体がリラックスする。
自分がそう感じる時間を一日のうちで増やしていけばいいだけです。
スペースをあけることで、
必要な直感を受け取りやすくもなっていきます。
魂とかハイヤーセルフのガイダンスは、とっても微細なので、
忙しくして、自分と向き合う静寂な時間すらない状態だと
殆どの人が気づけません。
自らの内側から溢れてくる光、祈りや希望に耳を澄ませて。
それらを日常に浸透させていくための意図を放つ。
そんな魚座の新月。
降りしきる慈しみに満ちた雨と、沢山の光の存在が
サポートしている。
コロナ禍で迎えた3.11は、節目の10年でした。
あの日天に返っていった多くの命。
その尊さを想えばこそ、私は私を生きていく。
不完全で完全な自分を受け容れ、許していく。
魚座の金星、海王星から最大限の愛とサポートが降り注いでいます。
それは、痛みを歓び(アートや表現)で昇華させていくような解放のカタチ。
それでは、穏やかな魚座の新月をお過ごしください。
